動的IPと静的IP(固定IP)とは

【VPN】

VPNとは「Virtual Private Network」つまり仮想のプライベートネットワークの略称です。主に企業で利用されることが多いのですが、最近では個人利用される方も増えています。プライベートのネットワークとはインターネットとは違い、例えば企業の本社と支店を結んだネットワークのことを指します。

このようなネットワークを構築する場合、以前は専用線を使うのが主流でした。セキュリティ面の不安は少ないのですが、コストが掛かるため、中小規模の企業には、導入する負担が掛かったり導入を諦めるケースも多々有りました。VPNの技術は以前から確立されていたのですが、回線速度が低かったり、対応機器が少なく通品品質の問題があったため、利用されることが少なかったのです。

しかし、近年は回線がブロードバンドになり、対応機器が増えて通信品質にも問題がなくなってきましたので、新規導入の他にもコスト面から専用線をVPNに置き換える企業も増えました。

VPNは今まで専用線で結んでいた部分を、一般のインターネットや通信事業者の回線の中に、仮想の専用空間を設けて(トンネリングといいます)あたかも専用線で接続しているかのように通信を行う技術です。通信事業者の回線を使うVPNをIP-VPN、インターネットを使うのをインターネットVPNとよんでいます。これもやはりコスト面から、インターネットVPNが主流となっています。

インターネットVPNを使用するにはISP(インターネットサービスプロバイダ)との契約が必要なのですが、バックボーンがしっかりしており(NTTCommunicationが運営)、2001年6月に商用IPv6サービスを世界で初めて開始し、自身のホームページも2011年6月に対応させるなど、技術力と信頼性が高い「OCN」などがお勧めです。